前回のブログで4つのタイプの「じんざい」を以下のように説明しましたが、
人財、人材、人在、人罪(じんざい)
人財・・・実績もあり、成長が期待できる人。企業的に欲しがられる人。
人材・・・実績はないけど成長が期待できる人。普通の人。
人在・・・実績はあるけど、それ以上の成長が見込めない人。
人罪・・・実績もないし、成長も期待できない人。企業的にはお荷物。
もう少し私なりに表現すると
人財・・・みんなの見本となり、会社の成長に貢献しており、会社を引っ張っていっている人。
人材・・・給与相当プラスαの仕事をしている人。
人在・・・最低限の仕事しかしない人。いなくなっても代わりはいる。
人罪・・・給与ドロボー。さらに会社の足を引っ張る人。
でありますが、この評価は企業側がしており、この評価がとても難しく誤りやすいです。その代表的な例では、ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さん。
田中さんは株式会社島津製作所に勤めていてとても素晴らしい発見と開発をしてましたが、企業内では高い評価は得られず主任クラスでした。しかし外部からノーベル化学賞を認められました。これは明らかに企業内の評価と外部との評価がアンマッチでした。
企業内で求められる人財と、外部の評価が異なった例です。
企業内の技術者の評価においてコミュニケーション能力が評価のポイントが高いことが多いです。田中耕一さんはコミュニケーションは苦手なようで、評価が高くなかったようです。
しかし、外部のノーベル化学賞で認められた途端に、株式会社島津製作所は田中さんの評価を上げ部長待遇とした。ここで初めて企業内の評価が違っていたと認め、いまさらながら評価を見直しした。
これはここだけの話ではなく他でも多々あります。
田中さんは研究技術者としてはとても優秀な方ですが、管理職としては不向きのようでした。
人を管理する管理職は、会議などのプレゼンテーションを含め上司へ理解させるコミュニケーションおよび部下の統率するコミュニケーションは重要であり、個人の研究の成果以上に重要視される錯覚に陥りやすいです。
では、田中さんはノーベル化学賞を受賞するまでは4つのじんざいのタイプのどれかと。株式会社島津製作所の中では「人在」の評価だったとみられます。
そしてノーベル化学賞を受賞後は「人財」と大きく評価を見直しました。
今までは、いなくなっても問題ないとして扱ってのが突然、会社としていなくなっては困る、必要な人に変わったことになります。
このように企業内だけでは正しく評価できず、外部からの評価、またはいなくなってから改めて評価されることがあります。
そこで私はいなくなってどうだったのか・・・・?
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