タイ人は木に登り勘違いしやすい。
とにかく権力が好きであり、責任は取らないので、更に権力が好きになる。
したがって、その権力にしがみつこうとする。
クローズされた小さな世界でお山の大将になりたがる。
意外とエリートも同じで、勘違いする。
具体的に経験した例は、
タイで従業員3,000人ぐらいの日系の企業であるが、日本人を少なくし管理者もローカル化を進める日本の方針に従って、優秀なタイ人Aさんを副社長にした。
初めのうちはローカル化の方針に従って日本人を少なくするように進めたいたが、途中から日本人が役立たずの扱いをするようになり、日本の海外事業を管轄する上司を飛び越え、会長に直接日本人を非難するメールを出すようになった。
何事かと日本の海外事業を管轄する部署が、タイの事業を調べると、タイ人同士で仕入先などから個人的にリベートを強要することが横行していた。
直ちに方向修正をするが、出費が多くかかった。
タイでは10年以上勤務した従業員を解雇する場合、退職時の賃金300日分の解雇手当を支払わらなければならない。 副社長なので当然高給である。
ただし、タイはお金で解決しやすいのであとくされもなくすっきりする。
意外と問題となるのは通訳者である。
会社トップの注意や指導などを通訳者を通して言い続けると、通訳者の言葉がトップの言葉になり、通訳者がそのうち勘違いしてトップが言っていなくても忖度して勝手なことを言ったり、トップの言葉を伝えないまたは言い換えて伝えるようになり、いつの間にか通訳者が勘違いして会社を自分が運営してると木に登ってしまう。
恐ろしい。