トヨタ補給一括生産について3

引き続きトヨタの旧型補給部品の一括生産について書きます。

【生産制度および運用の概要】です。

一括生産制度の分類「A」は旧型になって5年以上から15年未満までの旧型部品で、年間の流動数が10個/以下の場合です。

保管場所は”仕入先”です。

一括生産制度の分類「B」は旧型になって15年以上から21年たった旧型部品で、年間の流動数が120個/以下の場合です。

保管場所は”トヨタ”です。

分類「A」と「B」では保管番所が異なり、大きな違いの意味があります。

ただし、適用条件で部品の特性が以下あります。

①一括生産メリットがある事
②共通化・統合化できないこと
③品質劣化等、長期保管に問題がないこと
 トヨタ保管中に品質不具合が発生した場合、原因調査の上でその責任に応じて
 仕入先が修理、再生産の費用を負担していただくことがある。

旧型になって15年以上から21年たった旧型部品で、年間の流動数が120個/以下の場合は、生産制度の分類「B」

生産年限制度の分類「C」は分類「A」、「B」基準に合致しないが、下表の需要量・経年数を考慮し 一括生産をせずに継続生産を打ち切りとなる。保管もしない。

一括生産実施時は、トヨタで保管

上記基準に到達した品番のうち、一部の特別車両については、お客様への部品供給を継続する為、
以下の層別を実施した上で、①の場合、一括生産申請を行うことにより継続生産を打ち切ることができる

トヨタより連絡のあった品番(一括購入候補)について

①上記一括生産制度の部品特性(要件)を満たしている場合、一括生産を申請・実施する

②上記一括生産制度の部品特性(要件)を満たさない場合、または、
仕入先都合により、生産を継続する。

再生産制度の分類「D」は、

下記の場合、仕入先に対し再生産をトヨタから依頼される。

1)上述の制度の適用以降、お客様に納得していただけず、強く供給を求められた場合。
  但し、必要なリードタイム、販売価格をお客様が了解した場合に対応

2)一括生産制度適用後、在庫切れの恐れがある場合。(トヨタが必要数を再度算出)

  注1)再生産のリードタイム
      上記①、②のいずれの場合においても、再生産リードタイムは出来る限り短くする。(概ね3ヶ月以内とし、その都度トヨタ/仕入先で調整)

  注2)費用負担
      再生産が発生した場合の費用は、トヨタが負担する (再生産発生要因が仕入先にある場合を除く)

次は4つの分類ごとに詳細を書きます。

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