労基署の臨検対応 その8

監督署の臨検とは?どんな種類がある?

●労基署の臨検とは

  → 労働基準監督官が行う行政指導。事業所への立ち入りまたは監督署
    への出頭などにより、労働基準法、労働安全衛生法等に違反がない
    かを調査する。事業主は臨検を拒むことはできない

●臨検の種類は

① 定期監督・・・労働局や監督署が定める年度監督業務計画に基づいて実施する臨検

労働局とか労基署が定める年度の監督業務計画ってありますのでそれに基づいて臨検する。来ることもありますが、多くの場合呼び出しと思います。

どんなところ呼び出されているか。36協定とか就業規則の届出していないところで一定の人数のある事業所。労働保険料申告書でその会社の規模は推定できる。その上で特に36協定の未届け事業所を選んでいると思われます。

② 申告監督・・・労働者の申告に基づく事案についての臨検

いわゆるチクリです。チクリの場合は、呼び出しもあるけど、手帳を持って突然やってきてるように思われます。突然やってくる場合も工場の労働安全をチェックするという目的で来る場合と、主に労働条件つまり残業代を目的で来るのがあって、特に従業な誰かがチクった場合はですねまあこの突然やってくるケース多いと思われます。

③ 災害時監督・・重大な労働災害を起こした事業所への臨検

災害時監督は、労働災害です。工場で事故をした場合に来ることが多いです。

④ 再監督・・・・定期監督などで是正勧告などを受けた事業所に対して、改善状況などを確認するために再度行う臨検。追跡調査のこと。