奥田 碩(おくだ ひろし)さんの講演会 その2。今までどこにも出てないので大変貴重ですよ。
先ほどあの〇〇さんからご紹介あずかりましたが、本日はお招きいただきましてありがとうございます。
私も実は御社の取締役の一人でありまして、あんまり貢献はしてないですが、せめてお話しすることぐらいで貢献できるかな。そういうことで参ったでございます。
今回創立30周年を迎えられたということについて、改めて心からお祝い申し上げたいと思います。
この会社は〇〇〇機の専門メーカーとして19××年トヨタグループの期待をになって創立されたということでございます。
その後、日本のモータリゼーションが急速に発展する中で、イージードライブ化の流れが一段と高まりまして、世界初の〇〇〇付き□□□□□など業界を常に世界をリードする新製品を作ってもらいました。
今日では世界ナンバーワンの〇〇〇機メーカーとして、トヨタグループのみならず日本の経済の発展を担われている。こういったことと共に新しい分野の△△△△△△これのトップメーカーとしても確固たる地位を開かれたということで敬意を表したいと思います。
皆様方の貢献なしで今日のトヨタグループの発展はありえなかったわけでありまして、改めて今日までのご尽力に対してお礼を申し上げたい。
また機会を捕まえまして創業以来、幾多の困難を起こされまして今日の繁栄を築かれました歴代の経営幹部の方々、並びに従業員の方々の絶えまぬご研鑽と努力に対しましても改めて敬意を表する次第でございます。
私どももお陰で本年10月、おかげさまで生産累計1億台というものを達成いたします。
せっかくでございますのでこの機会に、日本や日本企業が置かれている現状に触れながら、21世紀のトヨタまたトヨタグループということについて日頃私が思っておりますことをお話してみたい。そのように思います。
最近のいわゆる現状経済とか政治の認識でございますが、ご存じだと思いますが、いわゆる未来学者って言われておりますアルビン・トフラーが書いた第三の波という本が30年20年ほど前にベストセラーになったということはございます。
この本を最近改めて読み直してみたわけですが、この本の中に実に近年の世界経済の変化を予測している章が出て参ります。
トフラーによりますとその第一の波、これはすなわち農業革命。食物と土地利用に革命が起こる。
第二の波というのは産業革命。これは大量生産、標準化、あるいは均一化こういったことが起こってくる。
そして21世紀に向けては第三の波として、情報革命が起こる。ということを言いまして、情報量の増大とか情報処理の迅速化、それから社会変化の加速、卓構造のシステム化、多品種少量生産。
それから言われる第三次産業の進出、国際化、地方分権は現在我々がこの問題となっている、また当面している問題についてかなりの確度で現在起こりつつことについて的確に述べております。
特にトフラーは20世紀の後半に新たに起こってくる第三の波、これは20年から30年程度すなわち遅くともお2010年前後にはそれ以前の文化あるや文明を全く時代遅れなものにしてしまう。
とこういう予想もしておりまして、人類にとって全く新しい文明、その基盤から築くだろうと。このような予測をしているわけです。
実際これまでの経営環境の変化を見ましても、冷戦崩壊以降のいわゆるグローバル化とか、あるいは情報化。こういう急速な進展の中で世界もまた日本の社会も急激にご存じのように変化をしてきてるわけです。
その変化に合わせて最適な改革を図っていかなければ企業はもはや生き残っていけない。こういう時代になってるわけです。
これは日本だけではなくて世界全体についても言える話だと思います。