同一労働同一賃金について その12

「同一労働同一賃金」への対応策の続きです。

実際にあった無駄な住宅手当と通勤手当の事例

A子さん(22歳)の賃金

基本給20万円+住宅手当3万円+通勤手当3万円

会社には家賃の半額を補助する住宅手当があった。A子さんは〇〇市〇〇区に実家があったが、△△区でアパートを借りてあこがれの一人暮らしへ。そこから××市の会社へ通勤。

改善の方向

住宅手当と通勤手当の合計額に上限額を設定すれば良い。そうすれば会社の近くに住むようになる。

通勤手当の見直し

遠隔地から採用しないのが一番良い。しかし、それが無理ならば…。

通勤手当の基準を厳しくする。

  「片道2キロ未満は支給しない」

  「会社が計算する最も経済的経路で支給する」

  「勤務年数●年未満は、上限●円とする」

実際にあった無駄な通勤手当の事例

A子さん(18歳)の賃金

基本給17万円+通勤手当4万円

入社当初は近くに住んでいたが、すぐ遠距離に引っ越したので、この額に。

改善の方向

通勤手当は、勤務年数や職位に応じて上限額を設定すれば良い。

Bさんの賃金

「バス→電車→電車」へと乗り継いで会社に通勤するので、通勤手当が3万5000円に。だが、会社には駐車場があるので、マイカー通勤してもらえば通勤手当は1万円で済む。

改善の方向

「通勤手当は会社が考える最も経済的な経路で計算する」と決めれば良い。マイカー通勤が安価ならば、その金額を払えば良い。

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