トヨタ生産方式の直系の銀屋 洋さんの講演会の内容 その1です。
入社数年の時にトヨタ自動車の銀屋洋さんが会社にてトヨタ生産方式について講演会をしていただいたことがあります。
かなり前なのですが、自分としても大変勉強になったので、うすらぼけながら内容を書いていきます。
当時は銀屋主査だったと思いますが、後にトヨタ自動車の役員になっています。
銀屋さんの指導の下、その会社で指導を受けている人が沢山いましたが、
「銀屋さんはとても怖い人。」と言っていました。
ただし、「役者でもある。物作りで良いことをすれば、とても喜んでくれる。涙を流して喜んでくれたことがある。」
とのことです。物作りで感激して涙を流すなんて考えられないが、流したらしい。
いつもは厳しい方が、喜んでもらえればやりがいがありますな。惚れてしまいますな。
銀屋さんは、トヨタ生産方式を生んだ大野耐一の一番弟子の鈴村喜久雄から直接指導受けた方です。
その銀屋さんが指導された方が、林南八さんや坂巻さんです。
現役の方からしたら、林さんや坂巻さんもとても恐ろしくて雲の上の方のようです。
10年ほど前に林南八さんの講演会に行ったことがありますが、
聴講者は名だたるトヨタ系各社の偉そうな方が沢山おり会場はぎっしりで立ち見状態でした。
遠い昔しの記憶を思い出しながら少し脚色が入りますが、講演会の内容に入ります。
まず最初に話したのは常識のギャップです。