トヨタ生産方式の直系の銀屋 洋さんの講演会の内容 その2です。
インドのことであるが、インドはヒンドゥー教でカースト制度である。
最下位のシュードラは奴隷である。そのカースト制度の最下位からさらに外れた身分のダリットがある。
当時ダリットとして生まれた人は乞食や見世者でご飯を食べるしかなかった。
ある、ダリットの夫婦に子供が生まれました。五体満足に生まれた。
しかし、その夫婦は大変悲しんた。
「かわいいこの子は、ダリットとして生まれたのに五体満足でどうやって生きてゆけば良いのか。」
と。そしてその夫婦は自分の子供が一人で生きていけるように、
その子の両腕を切ってしまい、一人で生きていけるように見世者になるようにした。
その夫婦なりの愛情であるが。我々の常識では考えられない。
しかし、彼らの中ではそれが常識であり、この常識のギャップを埋めるのは簡単ではないし、
普段では常識のギャップがあることに気づかないことが多い。