今回は働きながら治療を支援する両立支援制度という内容の働きながら治療 その8です。
最後に健康経営について提案します。
「健康経営」とはどういったものかというと、
Q:最近、「健康経営」といいう言葉をよく聞きます。どのようなものですか?
A:「健康経営」とは、健康管理を経営的な側面から考えることです。企業が健康
管理を経営戦略として、生産性向上を目指し、企業の発展を目指すものです。
健康を管理した、管理するということは経営戦略の一つだということになる。
Q:その背景は何でしょうか?
A:生産性向上もさることながら、昨今は人材の確保と定着が重要な目的です。
人材の採用と定着は、企業発展の重要なファクターです。
最近、本当に人手不足でなかなか取れません。
従業員の健康に配慮することをアピールすることにより、企業イメージの向上
につながります。人材の募集においては差別化が図られ、既存社員については
安心して働ける環境となり、定着促進を図ることができます。
そういった意味で自社が健康に関してちゃんと取り組んでいますということをどう対外的に発信するかという事が一つの重要なことになってきます。
一つの方法として自社のホームページに自社の健康に関する取り組みを載せてアピールする方法があります。例えば下記の様に健康経営の取り組みを自社のホームページで宣言してアピールするということを例として出しています。
健康経営への取組み宣言
当社は従業員の健康に配慮することで、経営面でも大きな効果が期待できる「健康経営」をテーマにすることにより、従業員がいきいきと働ける環境を作り上げることを目指します。
また、長期の治療が必要となる病気にり患した従業員については、治療と仕事を両立して、継続的に仕事ができる環境を整える支援をいたします。
以上の目的を達成するために、以下の取組みを行います。
① 健康診断の受診率100%への取組み
② 必要な従業員に対しての法定を上回る健康診断等の実施
③ 精密検査や治療が必要な従業員に対しての受診の勧奨
④ 就業上の配慮が必要な従業員に対しての改善対策
⑤ 過重労働削減に向けた具体的方策の策定
⑥ 管理職・従業員へのメンタルヘルス対策を含んだ健康研修の実施
⑦ がんなどの病気にり患した従業員に対して、治療と仕事の両立支援の規程策定および対策の制定
年 月 日
株式会社 代表取締役
この内容は先述しました両立支援で健康診断の配慮あるいは、今もうなってしまったメンタルヘルスを総合的対策しますということを示しています。
これは当然会社によって取り組みによって内容が変わってきますがこういったことをアピールするということでホームページを見た場合、たとえばある会社に応募しようと見たのでそのホームページも健康宣言があったと、ちゃんとした会社だなと健康について大丈夫だなという印象を持たせるという効果があります。