前回原価管理の活動について書きましたが、今回は原価の種類について書きます。
原価には
実績原価(実際原価)
見積原価
企画原価
目標原価
標準原価 がある。
それぞれについて説明しよう。
実績原価(実際原価)は実際にかかった原価である。その期間はそれぞれの設定による。
見積原価は製品を製作するのに予想した原価である。客先へ見積り価格を提示するときなどに使われる原価である。
したがって、実績原価(実際原価)と見積原価は扱いが全く異なってくる。
企画原価は見積原価と似ており、事業を企画する際に検討した予想の原価である。
目標原価は、プロジェクトに対して目標にした原価である。
標準原価は、予算作成などに活用する原価である。これは実績原価(実際原価)を元に設定されることが多い。
このように原価と言っても色々あり、誤って使うと大けがをする。
今努めている会社の原価は見積原価しか把握しておらず、実績原価を把握していないので製品ごとに見積原価以下で製作できているか分からない状態なので反省もできない/しない状態である。
したがって改善改善といっても何を目標に改善すれば良いのかわからないのでモチベーションも上がらない。