中小企業は重点指向が弱い

続きです。前述したように半年ほど前に私が管轄しているA工場の売上が特に少なく会議でA工場だけが問題となったことがある。

上司は「顧客である商社αに訪問してきなさい。」

私は「実際使っているのがユーザーなので商社αに訪問しても意味がない。」

何を狙っているのか全く不明である。

それでも行けということなので訪問したが効果なし。売り上げは減る。

交渉レベルを上げるのかと思えば、その後の動きは全くなし。

上司のやる気のなさが伝わってくる。

次月の会議では、A工場の実態が分からない。

Q1.見積りが何件あって、何件受注しているのか?

Q2.月の生産高の内、新規品が何割占めているのか?

Q3.A工場の特徴である特殊材の生産高は何割占めているのか?

私は「これを知ってどうするの?当社の特徴の、いらん管理指標を増やすだけだ。」

狙いもなく、重点指向も考えてない。

上司は「A工場の実態を把握したい。」とのことなので戻り次第調べて直ちに報告し翌月より定例報告している。しかし、その後の動きは全くなし。

上司のやる気のなさが伝わってくる。

私は「A工場の売上を増やすには、A工場の特殊材の知識を知っている人材が必要である。」

上司は「人を入れれば解決するのか。まずは何をやるのか決めるべき。」

確かに上司の話しは一理あり。しかし私は営業の経験もなくA工場の特殊材の知識も教わっていない。

そして上司は「〇〇営業本部長にA工場の売上増のサポートをお願いしておいたから。」と丸投げである。びっくりだ。

私の常識では、こちらで何々をしておいたからあと一押しを〇〇営業本部長お願いします等、ある程度お膳立てをしておいて他者に協力を仰ぐものだと思っていたが、何もせずに他者に丸投げ。社長が言うならわかるが。

改めて、上司のやる気のなさが伝わってくる。

上司がやる気を見せなければ、下もやる気を出さない。上司が下に引っ張れば他も下に引っ張り負の綱引きになる。

さらに、私はもうシニアなので給与も上がらない。役職も上がらない。賞与も無し。

モチベーションが出るわけがない。成績が上がっても何もない。頑張るわけがない。

シニアの活用を提案したがスルーである。最近愚痴が多くなってきた。

追加で社長へ「切削を極めます」と宣言しているが、極めるとは何?どんな姿?目標の値はある?今どの位置?などがなければただの「がんばるぞーお」と言っているようなもんだ。悠長なもんだ。

さらにもう一つ。生産現場で困っている作業があり「良い治具または方法がないか?」と提議したら、

上司「良い方法を検討してください。」とそのまま戻ってきて宿題となってしまた。

この時、この上司に二度と問題提議すべきでないと認識しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA