やっぱり常識の差が一番厄介だと思う。常識の違いを理解するのが一番難しい。
前回で書いた「元々の考えのギャップの影響が大きい」でも書いたように
常識の差は、本人も気づきにくく、また他人も気づきにくい。
トヨタ生産方式の展開されたトヨタの生調室の銀屋洋さんの講演会でも、最初に話し出したのが常識の差についてだ。
私もこの常識の差が色々な問題を起こす原因だと思い、昇格試験で新規サプライヤーとの常識の差をテーマで出したが、玉砕した。説明の仕方が悪かったのか、そもそもテーマ自体がその会社の昇格試験の内容に適していなかったのか。
中学生以降に学ぶ学問については、教科書があり、正しい、間違いなどきちっと答えを出してくれるが、それ以前に培った常識は人それぞれ内面に持ってしまう。
多少常識の差があることを気づくこともあるが、それが業務に多大な影響を与えると思わずなぁーなぁーで済ましてしまうだろう。
妻の職場におにぎりちゃんと呼ばれる若い社員がいる。
・業務中におにぎりをパクパク食べる。
・上司が業務の目を見てマンツーマンで説明をしている最中に、お菓子をポリポリ。
・立ちカウンター越しにお客様を接客しているが、椅子の上で正座している。客先からは立っているように見える。
など、あるがこの場合は明らかにおかしいので指導ができる。おまけにこの方は素直で吸収力もあるのでどんどん成長している。
早いうちにしっかり教育すれば良い社員になると思うが、それを放置してしまうと後で修正が難しいだろう。