最近お米の価格が高いということでニュースになっている。なぜ備蓄米が法出されても高いのか?
備蓄米が法出されても一般の小売業者にはなかなか届かず、価格が下がらないとのこと。
野菜などは農家さんが出荷したらすぐに市場に出されその日のうちに小売業者のスーパーに届くのに、なぜお米はその日のうちにスーパーに届かない。
流通の問題がある。複雑になっているようだ。流通で工程が多くなると小売業者に届くのが遅くなり価格も上乗せされやすい。流通を改善すべきであるが、流通の既得権があるので手を付けにくい。お米の流通の影響力を持っているのは当然、政府だが農協もである。
特に農協が厄介である。
私の父も小作の兼業農家でお米を作っていた。お米ではとても暮らしていけなかったので兼業をしていた。そんな父に私は、
「お米や野菜を農協経由でなく直接消費者に売れば!」と投げかけたことがある。
すると父から
「農協を通さないと、農協から仲間外れにされて、資材も買えなくなる。ダメだ。」
と言われました。農協から購入する資材も割高で他の所からもっと安く買えるのに、これも農協以外で買うと農協から仲間外れにされ他の支援が得られなくなる。
とのことで農協からは離れることはできなかったようです。
農協は実は農家を助ける役割よりも農家から搾取するところに力を入れているようだ。
これがお米が高い理由だと思う。
農協こそ改革の対象とすべきである。