加工補償費を詳しく説明します

加工補償費という事を既受入返品、支給品返品、材料不良の伝票でも説明したが、加工補償費という事が結構複雑なので詳しく説明します。

発注企業が加工仕入先へ粗材などの材料を支給し加工してもらったが、その支給した物が不良なのどのなんらかの不具合で、使い物にならず発注企業が購入しない時、加工仕入先が加工した費用を発注企業が補填つまり補償する費用である。

良くあるのは粗材不良品を加工仕入先に支給してしまって、加工仕入先が加工した後、粗材の不良により使えない事が判明した場合の補填費用である。

この場合、加工がどこまで行ったかにより加工率を設けて加工費補償をしている。

例えば加工費100円で加工の途中で粗材の不良を発見し加工を止めた場合は50%とか、加工が完了し工程内検査で発見した場合は80%などとしている。

当然、発注企業が加工仕入先にその加工補償費を支払う。

しかしここで複雑なのは粗材仕入先に加工補償費を負担させる場合がある。

それはアルミダイキャスト粗材や鍛造素材や鋳鉄粗材などの粗材仕入先に加工補償費を負担させている。基本負担率は加工補償費の半分。

明らかに粗材が不良だと判明している場合は、100%を基本に交渉し補償してもらうが、加工をしないと不良かどうか分からないものは折半としている。

加工仕入先の加工補償費をA、粗材仕入先が負担する加工補償費をB、発注企業が負担する加工補償費をC、とすれば A=B+C になる

Aはまず補償するので確定されている。B次第ではCの補償費が決まるが、粗材仕入先が加工仕入先の加工費を知らないので、事前に品番毎の加工補償費を粗材仕入先と取り交す必要がある。

当然、加工仕入先の加工費が変わる度に取り交わしが必要となる。

アルミダイキャストの鋳巣不良や鍛造鋳造粗材の黒皮残りなどの粗材不良は日常的にあるので、処理は自動的になっている。

当然物によっては粗材仕入先に加工補償費を負担させてない物もある。それは高尚である。

例えばプレス品を支給し熱処理しその後、加工仕入先で研磨する製品があるが、熱処理による歪みが出てしまい加工仕入先で研磨すると10%程の数が黒皮が残ってしまう。

プレス仕入先は図面通りのもをができており問題ない。熱処理仕入先は熱処理をするだけで熱処理歪みは出るものなので熱処理の責任では無い場合、仕入先に加工補償費の負担はさせず、全額発注企業が加工補償費を負担している。

カテゴリー: AW

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