ものづくり改革 補給の二個一化

次の補給のものづくり改革は「治具の二個一化」である。

「治具の二個一化」の内容を以下説明します。

二個一”は日本語として使われていますが、今回の補給のものづくり改革の当社の具体的な例で説明します。

製品を造るのに組立工程で位置保証する為に、組立治具が必要である。

組付け製品で構成品が10部品あれば、10部品の一つでも形状が異なればそれぞれのASSY品の組立治具が必要となりその治具の点数は膨大な点数となります。

逆に構成品10点のうち1点でも異なれば専用の治具を用意していたが、1点の違いだけなら、その部分だけ取り換えれば、組立治具の本体は共有できる。

この考えを拡張すれば、三個一化、さらには四個一化もでき、当社の製品では七個一化までできる見通しができました。

これにより、組立治具の保管スペースが半分以下になり大幅なスペース削減になりました。

しかしこれを進めるのは大変な壁がありました。

まず、保管している組立治具が膨大にあり、その治具がまた使われているのか、使われるのかを棚卸しする必要があります。すでに打ち切りされた補給品もあり、元々治具のデーターベースを作成していなかったので、このデーターベースの作成からしなければなりません。他の2次仕入先では、それを調べるのに大変な工数がかかるので、棚卸し諦めてしまっています。すると今後無限大に治具が増大する結果になります。今のうちに整理すべきです。