設備総合効率と可動率(べきどうりつ)
もう少しつっこんで説明します。
公益社団法人日本プラントメンテナンス協会によって開発・提唱された、TPMで使われる設備総合効率(OEE)とくらべる。
設備総合効率(OEE)は生産効率を時間稼働率(Availability)、性能稼働率(Performance)、良品率(Quality)という3つ率を掛け合わせた結果のものです。
設備総合効率= 時間稼働率 × 性能稼働率 ×良品率
時間稼働率ARは、段取り停止や、故障停止やスタートUPのロスを示します。
性能稼働率PRは、設定したサイクルタイムに対し作業時間のスピードのばらつき、遅れを示します。
良品稼働率QRは、良品の数を生産数で割った良品の率を表します。
OEEは時間のロス×スピードのロス×不良のロスが入ってますのでサイクルタイムの定義以外は可働率と同じです。
PRのサイクルタイムを生産実績に平均値にしてしまうと100%を超えることもなり、ロスがあるのかないのわからなくなります。
TPS(トヨタ生産方式)的に、最も早い作業時間をサイクルタイムにすれば100%を達成できるが超えることはなくロスの率が明確になります。