タイ人はゆるい身分制度の社会である

タイはインドのようなはっきりとしたカースト制度ではないが、ゆるい身分の階層社会です。

仏教国なのでトップは僧侶、次に王族、次に一般人だが金持ちと貧乏人に分かれる。

タイは相続税が無いので金持ちは金持ちのまま次の世代に引継がられ、金持ちの資産は貧乏人には分配されないので貧乏人は貧乏人のままである。

金持ちの次の世代がぼんくらで破産すれば別だが。

日本のように相続税により3代で親の築いた財産が無くなくなるようなことは無い。

しかし、同じレベルの人に対しては嫉妬心が強い。少しでも自分が不利に扱われていると思うと文句を言うが、大きく離れている人に対しては、尊敬、、、いやグレンジャイ=わきまえて対応する。

タイ人自身が身分をわきまえている。いや、あきらめている。特に王族に対し文句を言う人は少ない。特に王さまは大多数の人が尊敬している。

しかし100%の人があきらめているのではなく、ごく一部の人は貧乏人から大金持ちになったりする。

例としてアマタがある。

タイ人は怒られるのを嫌う

タイ人は怒られるのを嫌う。

特に人前で叱られるとプライドを傷つけられいつまでも根に持ち、修復は不可能になる。

タイ人管理者を部下の前で叱ると、部下はその叱られて人の指示を聞かなくなる。 管理者を叱るときは別室で叱ること。

タイ人は事なかれ主義で、目上に人に忖度をする。

しかし、その忖度が誤った対応をすることが多い。それは文化の違いがあるので当然である。かえって忖度してくれない方が良い。

日本をよく知っていると要注意である。

日本語がペラペラで行間を理解するタイ人がいたが、トラブルが起きても「タイ人同士で調整したので問題ない」と常に説明していた。

顧客からのクレームがあっても「解決し問題ない」と言い赤紙を抹消していた。

それを悪いとこれっぽっちも思っていなかった。怒らなければOK 、日本人が喜んでいればOKと本当に思っている。

だから、問題があれば伏せる。隠し通す。

日本人の「悪い知らせこそ早く知らせる」は全く理解していない。その場(時)問題なければ全てよし。

そして本人はずーと同じ会社にいるつもりはなく、転職をすることを前提としているので、企業の長期的成長は自分には関係ない。

ある時、顧客から当社の評価が悪いと噂を聞いた。タイのスタッフに聞くとそんなことはない。「顧客からの評価は良い。」と言う。

顧客からクレーム件数や書類の提出状況の評価レポートが出てたが、日本人スタッフには回ってこず、タイ人のスタッフで握りつぶしていた。

レポートが日本人に回ってこないので、口頭でしか確認できず信用していたが、実際はレポートが発行されていた。タイ人は日本人に見せると機嫌が悪くなることを知っており、見せず自分で握りつぶし、日本人の機嫌を保つことが自分の役割だと思ってたようだ。

タイ人の権限と責任

一般的に権限と責任は一致するが、タイ人は権限を持っても責任を持たない 。を持っても責任はとらない。

権限に対してとてもあこがれを持っており固執します。特に認めない権限を使いますが認めないならそれに伴う弊害に対しては全く責任を負おうとしないです。また認める権限を行使しようとすると袖の下を要求してくることがあります。

特に早く決済を要求する場合。ほっとくといつまでたっても決済されず放置される。

タイ人に役割について聞くと

1)立場に対する義務をすること、決めている義務をすること

2)その物事に関わってくること

タイでは実際には会話や仕事で一般的の方に使われているのが2.の意味だけで1.の意味がめったに使われません。

1.の意味の役割の代わりに「義務」と「責任」が使われています。

よって、日本人の方はタイ人に「これはマネージャーの役割だ」と言っても、タイ人は「この仕事はマネージャーの義務」または「この仕事はマネージャーの責任」だと理解しちゃいます。つまり、タイ人の感覚では役割という言葉の意味の大切さは義務や責任と同じレベルです。

タイ人はフリーズし暴発する

タイの教育は詰め込み教育がメインで、理論的ではない。とにかく理屈ではなく暗記せよ!

そのため、理屈で教師に反論や質問などができない。できる雰囲気ではない。

これはタイは仏教の王国なので、義務教育のころから理屈ではなく仏教の教えを伝えているせいでもあると思います。

そのため理論思考できず、自己矛盾や相手に打ち負かさられるとフリーズしてしまう。すると暴発しとんでもないことになる。

ナイフで刺したり、持っていた拳銃で撃ってしまうなど。

こんな話がある。

外国の観光客が タクシーの料金でもめ観光客が支払わなかったため、タクシーの運転手は怒り、刺し殺してしまった。もめた金額はたかだか500円程度である。

500円で命を落とすか...。

これはyosheeが経験したことだが、雇い始めた運転手が結構飛ばす人だった。ある日、隣の車と競争となり追い越せ追い抜けとカーチェイスとなった。信号機で止まると隣の車から男が下りてき拳銃を突き付けられた。ビビった。カートなっていたら撃たれていただろう。