外国人技能実習制度について

外国人技能実習制度

について書きます。

技能実習の基本理念

技能実習制度は、我が国で培われた技能、技術又は知識の開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与することを目的として創設された制度です。

技能実習法には、技能実習制度が、このような国際協力という制度の趣旨・目的に反して、国内の人手不足を補う安価な労働力の確保等として使われることのないよう、基本理念として、技能実習は、
①技能等の適正な修得、習熟又は熟達のために整備され、かつ、技能実習生が技能実習に専念できるようにその保護を図る体制が確立された環境で行わなければならないこと、
②労働力の需給の調整の手段として行われてはならないこと

と法律では定義されています。

昨今の日本では労働者の人手不足として外国人技能実習生を活用してますが、単に労働者としての活用は認められず、必ず技能を習得させるとして実習をさせることになっております。

単なる労働者として活用となると、人手不足の職場にどんどんたらいまわしされ、さらには職場環境がどんどん劣悪になっった場所に派遣されるとなる。また更に低賃金としての労働者をブローカーが外国から手配し派遣する人身売買に近い内容になる恐れがあるので認められていない。

実際の費用例については次回にします。

トヨタ生産方式:7つのムダ

前回に続いてトヨタ生産方式について書きます。

トヨタ生産方式の定義するムダは7つある


1)加工のムダ
2)在庫のムダ
3)造りすぎのムダ
4)手待ちのムダ
5)動作のムダ
6)運搬のムダ
7)不良・手直しのムダ

一つ一つ説明するととても長くなるので、

この中でも特に問題としている「造りすぎのムダ」であり、関係の濃い「在庫のムダ」について今回は書きます。

在庫は資産が多くなるなど資金的な問題が言われるが、それ以上に問題を隠してしまう問題が大きい。

生産上の問題。資材品の発注の問題。そして最も悪いのが売れないのを作ってしまう問題である。

生産上の問題では在庫が多いために色々な問題を隠してします。

あるラインが故障停止した時、直ぐに直さないと前後工程も停まってしまうが、保全の力があれば直ぐに再スタートとなるが、在庫が多いと保全の力が育たない。

在庫が多いと生産のスピードが遅れても、その場でわからず対処がその時にできず後の祭りになってしまい、問題が隠れてしまい解決できない。

在庫が多いと生産現場が安心してしまい作業者および監督者までが緊張感がなくなる。

在庫が多いと在庫の出し入れで工数をかけてしまう。

在庫が多いとスペースを多く使ってしまう。

在庫が多いと在庫の管理の手間がかかる。

など、在庫による問題が隠れてしまうのが最も問題だと思います。

しかし、在庫を削減するには簡単ではないです。カンバンなどの道具と仕組みを作って取り組まないと一端増えた在庫は減らないです。

中小企業の生産性向上及び財務体質改善には最も効果があります。

トヨタ生産方式について

今回はトヨタ生産方式

について書きます。

トヨタ生産方式は、在庫低減とかカンバン方式とか手法や道具が有名になっているが、目指すのはムダの徹底排除による原価低減である。

手法や道具が有名になっており、トヨタ生産方式の目指すところが勘違いされている感がある。

在庫低減は問題を顕在化するための手法であり、カンバンは遅れ進みを管理するための道具である。

またトヨタ生産方式の活動を通して人材育成を実施している。世間にはトヨタ生産方式を解説する書籍が多く出ているが、書籍だけではとてもトヨタ生産方式を習得することはできない。またセミナーも多数あるが実践しなければ習得はできない。なお実践する前に事前知識を得るには良いが、書籍だけではトヨタ生産方式を理解するのは困難である。

実践を通して、教えられるのではなく自ら考えて答えを出すのがトヨタ生産方式である。トヨタ生産方式を学ぶ会では「自主研究会」略して”自主研”という場を設けて皆でトヨタ生産方式を自ら考えさせて学ぶ会があり、そこで人材育成をしているのがトヨタ生産方式である。

とても、書籍やセミナーだけでは習得できない内容である。

まとめ

〇トヨタ生産方式の狙いはムダの徹底排除による原価低減

〇トヨタ生産方式の導入による人材育成

タイは上座部(小乗)仏教

タイは仏教の国で、国王は仏教徒でなければならないと憲法に定められているが、信教の自由は保障されており他の宗教を信仰する人もいます。国民の95%が仏教徒です。僧侶はとても尊敬されています。

日本も仏教徒が多いですが日本は「大乗仏教」が多いですが、タイは「上座部仏教」(小乗仏教)が多いです。

日本は大乗仏教、タイは上座部仏教(小乗仏教)

それぞれの詳しい教えは専門のところで確認していただきたいですが、私が経験して教えていただいたタイの「上座部仏教」は”輪廻転生”があり次も人間に生まれ変わるには生前に徳を多く積むことである。生前に徳を積まないと生まれ変わったら虫や獣に生まれ変わってしまうとのことです。

では徳を積むにはどうるかというと、不幸な人に手を差し伸べ恩を与えることがあります。具体的には寄付などがあります。

こんな例があります。

会社で日本の上司がタイ人の部下を連れて夕食に行き、日本人の上司が自腹でおごっりましたが、部下のタイ人は特にお礼もなく終わりました。

日本人なら「ごちそうさまでした」または「ありがとうございました」と言うのが当たり前で、タイ人は何も言わなかったので不思議だと思っていた。

タイの考えでは、お金持ちの人が貧乏な人へ寄付(奢る)するのは徳を積むことになる。奢ってもらった人は、奢った人の徳を積んであげたことになるので、逆にお礼をされる方であると考えるそうです。つまり奢ってもらうのは上司のためである。

びっくりである!!

タイで事業をするにおいてタイ人の特徴で気をつけること

今回はタイで事業をするにおいてタイ人の特徴で気をつけることを経験で書きます。

タイ国の概要はウィキペディアなのどインターネットを参考にしてここでは説明を省略します。

主に日本人と比べ扱い方や気を付けることを思いに書きます。

まず、タイは「微笑みの国」と言われ13種類の微笑みがあると言われます。

13種類の微笑みがある微笑みの国

13種類も!!と少し驚くがそれぞれの微笑みの内容を下に列記しました。

1)イム・タック・ターイ
あまりよく知らない人への丁寧なほほえみ。

2)イム・サオ
悲しみを表すほほえみ。

3)イム・ヘン
「トライ」なほほえみ。「あなたに借金しているのは分かっているが、返すお金がない」といった類の作り笑い。

4)イム・ミー・レッサナイ
心の中にある悪意を隠すほほえみ。

5)イム・イエーイエー
「事の善悪はわかっている。でも覆水盆に返らずだから、嘆いても仕方がないでしょ」といった類のほほえみ。

6)ファン・イム
「冗談が面白くなくても笑わなければいけない」類の作り笑い。

7)イム・ヨー
からかい、または「だからそういったでしょ」といった類のほほえみ。

8)イム・スー
「勝ち目のない闘いに直面したときの」ほほえみ。

9)イム・タック・ターン
「あなたの意見には賛同できない」といった類のほほえみ。あるいは、「どうぞ提案してください。でもあなたの考えはよくない」といった類のほほえみ。

10)イム・ターン・ナムター
「とっても幸せ、だから泣いている」といった類いのほほえみ。

11)イム・マイオーク
「笑おうとするけれど顔がこわばってしまう」ほほえみ。

12)イム・チューンチョム
「あなたはすばらしい」といった類のほほえみ。

13)イム・チュアチュアン
「私の勝ちだ」といった類のほほえみで、敗者に向けてなされる。

これを見てみると実は日本人とよく似ている。

日本人も本当は怒るところを微笑みでごまかしたり、困った状況を微笑みでごまかしたりしている。

日本人がタイ人の本音がわからないとよく耳にするが、これは欧米人からしたら日本人も同じように本音が分からないのが納得できる。

このように13種類の微笑みを常に活用しているので声を荒らげて怒ったりすることはめったにない。

逆に仕事の中で声を荒らげて怒ったり指示したりすると軽蔑され、一緒に仕事をしたくないと態度を示す。

机を叩くなんてありえない行動らしい。

 

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