AW物語 品質至上編

アイシン・エィ・ダブリュ株式会社(以下AW)はアイシン・ワーナーの時代から経営理念を

品質至上

としている。

お客様にご迷惑をかけない。良い品質(機能)の製品を世の中に提供する理念である。

AWで最初に開発し号口化した機種03-55を号口ラインオフし出荷する際に2,000台を全数検査、この時の全数検査は実車に乗せて一定距離を走り確認することであり、大変な工数がかかるが、

お客様にお渡しする製品は、自信をもって良い物をお渡しする。

考えであり、その後もこの姿勢が引き継がれている。

オートマチックはミッションとトルクコンバーター部が合わさっている。(以下A/T)

その為か、昔はトルコン車と言っていた。機構が複雑で、しょっちゅう故障してたそうで「トルコン車は故障する」が定説でしたが、AW製のA/Tは故障をしなかった。そしてトヨタに納入し続けた。

ある時、スウェーデンのボルボがA/T車の設定をしたいが、欧米のA/Tは故障が多い。しかしトヨタのA/Tは故障しないのでAWのA/Tを日本から地球の反対側のスウェーデンに輸入したい。と申し入れがあった。

また、 北欧スウェーデンで寒い時期に車が故障し動かなくなると死ぬことになる。 ボルボは品質に定評のある車なので、故障するA/Tは使えなかったのであろう。

この話を聞いて、私は

「良いものを作れば見てくれる人がいる。」

と知りました。

またAWは世のために良い品質(機能)のA/Tの開発をしました。それは燃費向上です。

最初のA/Tは2速でした。とても燃費が悪いです。マニュアルミッション(以下M/T)はすでに3速また4速があるのに。そこで3速のA/Tを開発し次は4速また5速・・・今は10速まであります。またロスを低減するため、オーバードライブ機工やロックアップ機構さらにスリップ機構など燃費を向上する良い製品を開発し世に提供してきました。

またAWは1977年にデミング賞実施賞を受賞し、1991年に品質管理賞を受賞している。

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