Yosheeが品質活動をしていた時の「品質向上10ケ条」です。
1)不良品は貴重な財産と思え
まず、不具合現象をしっかり残しデータとして蓄積せよ。そして、現地現物で「なぜ、なぜ」やFTA解析を徹底して行い不良を発生させた工程のレベルアップを図れ。発生原因は図面まで踏み込んだ要因対策を行え。
それまでは暫定対策と考えろ。
2)目的を持って徹底したBMCを行え
自分たちがやっていることが正しいと思うな。自己否定し謙虚さを持って他から良いことを学びそれを工程に織り込め。
3)不良品がでたらラインを止めろ
原因が判明する前に流しても良いとの文化から脱却せよ。能率至上主義から脱却し品質を重視せよ。それが一番の工数低減につながる。
4)工程条件を変えるな
変えるから品質不良に起因する変化点が発生する。生産性を上げたければまず、工程を短くすることを考えろ。
5)検査とチェックを混同するな
検査は不良品をはねるための工程ではない。前工程の不良を止めるためのデータバンクとしレベルアップにつながる工程にせよ。
6)頻発停止する設備はすぐに直せ
ころばぬ先の杖である。危ないと感じた工程は即傾向管理を行え
7)工程能力のある場合は変化点管理をせよ
変化点が分かるようにし維持管理せよ。この管理も節目節目で管理することを考えろ。節目は工程のみならず時間軸も忘れるな。
8)真の視える化をせよ
見える化とはボードに記載したり設備の状況を見えるようにすることだけではない。見えるようになった結果を使ってどう行動するかが真の視える化である。
9)高い品質目標をもて
高い所に目標をおいて各工程にゴールキーピングを設定しつつ細部までこだわりを持って一つ一つ問題をつぶしていけ。基準も昔のままで運用しては進歩が無い。
10)品質のプロ人材を育成せよ
いつもと違うと感じとれ、その現象に対しどこに原因があるかをかぎ分けることができる人材を育成せよ。原理原則で行動できる人材も育成せよ。