トヨタ補給一括生産について5

引き続きトヨタの旧型補給部品の一括生産について書きます。

2.旧型後15年経過後の一括生産(トヨタ一括買上げ・保管)

<基準>
旧型経年       15年経過後
ト ヨ タ 受 注 実 績   直近2年平均で年120個未満
*旧型後15年時点で、直近2年平均・年120個以上の受注がある部品は継続生産。なお、この場合は、直近2年平均で年120個未満に減少した時点で「一括買上げ・保管申請」できる。

<申請の必要条件>
(1)生産効率・生産コスト上、継続生産に比べメリットがあること。
・例えば、品番/金型管理を通じて、2次メーカーを含めた型廃却等の効果。
(少なくとも、一括買上げによるメリットを把握できる管理をお願いします。)
(2)共通化・統合化ができないこと。
(3)品質劣化等、長期保管に問題がないこと。
トヨタ保管中に品質不具合が発生した場合、原因調査の上で、その責任に
応じて仕入先に修理・再生産の費用を負担していただくことがある。

除外要件例           品目例
ゴム製品の経年劣化       ・ワイパーブレード,ベルト類など
潤滑剤などの固着による機能低下 ・ガソリン/ディーゼルの燃料噴射,供給系など
錆び              ・品目個別に判定
スイッチ接点の腐食       ・ターンシグナルスイッチなど
変色              ・ドアミラーなど
変形              ・品目個別に判定

2)申請先・申請時期
申 請 内 容       一括生産数提示依頼  一括生産申請
一括生産数提示依頼   サービスパーツ物流部    随  時
一括買上げ・保管申請  サービスパーツ物流部*   随  時
                   *仕入先へは調達部より回答

3)処理フロー

(※印は、「2.極少量受注部品の一括生産」と同一手順を示す。)

※ ①対象品番の選定(仕入先)
・仕入先は、自社の管理品番より上記の申請基準、必要条件に該当する
一括生産(トヨタ買上げ・保管)の対象品番を選定する。
・「一括生産検討チェックシート」にて必要事項のチェックを行う。

※ ②一括生産数(トヨタ買上げ数)の提示依頼(仕入先)
・上記で選定した品番について、仕入先はトヨタ(サービスパーツ物流部)に対し、
「一括生産数提示依頼書」 「一括生産品番明細書」
「一括生産検討チェックシート」の3点をセットして、一括生産数の提示依頼を行う。

※ ③一括生産数(トヨタ買上げ数)の回答(トヨタ)
・トヨタ(サービスパーツ物流部)は、申請基準との照合及び、提出された帳票類
の内容確認をした上で、問題がなければ、一括生産必要数を算出し、
「一括生産回答書」にて仕入先に回答する。
保管拠点へも事前情報を送りスペース手当ての準備を行う。
・なお、当年に供給年限が到達する場合は生産中止となるため、一括買上げ・保管申請を見送ることがある。

※ ④最終効果把握(仕入先)
・一括生産数(トヨタ買上げ数)を踏まえ、仕入先は最終的な効果把握を行う。

※ ⑤一括買上げ・保管申請(仕入先)
・仕入先は、トヨタ(サービスパーツ物流部)に対し、「一括生産実施申請書」にて
申請を行う。「一括生産品番明細書」
・帳票は原紙に押印したものとデータ(エクセルデータ PDF不可)の両方を送付して下さい。

※ ⑥一括生産可否判定と回答(トヨタ)
・仕入先の申請に基づき、トヨタ(サービスパーツ物流部、調達部)は、
一括生産可否を判定し、「一括生産実施可否回答書」にて仕入先に回答する。


※ ⑦一括生産の実施と生産完了の報告(仕入先)
・一括生買上げ・保管が承認された場合、仕入先は、上記トヨタ買上げ数に他の仕入先
等への支給数、既存在庫数を勘案して一括生産を実施する。
・一括生産完了後に「一括生産完了報告書」をトヨタ(サービスパーツ物流部)へ
提出する。(「一括生産品番明細書」)

⑧発注・引取り(トヨタ)
・「一括生産完了報告書」に基づき、トヨタ(サービスパーツ物流部)は、かんばんを振出し、発注/引取りを行う。
・なお、引取りに際し、納入器具、場所、日程等を調整する場合がある。

※ ⑨設備、型の処分(仕入先)
・一括買上げにより、設備/型等が不要になった場合は、仕入先は設備/型等の処分を実施する。
・ 但し、万一の再生産に備え、関連の設計/製造技術情報を確実に保管する。

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