引き続きトヨタの旧型補給部品の一括生産について書きます。
【考え方】
1)出荷量のある間は継続生産
2)出荷量が少なくなった場合、継続生産と比較しメリットがある場合、トヨタが永久必要数を算出し、一括買い上げを実施
◆サプライヤーでは生産設備、型の撤去が可能となる
3)また、永久予測数を上回る需要があった場合、トヨタの費用負担により再生産対応をお願いする
◆サプライヤーには技術情報(図面 等)の保管・管理をする
【本制度の適用対象】
◆トヨタ自動車が購入する部品(除く、現地調達品・用品)
◆但し、以下は適用対象外とする
①生産年限/一括生産が各国における法規適合、車両の安全性及び品質の確保を困難にするおそれのある部品
②当社の事業上、継続供給が不可避である部品(但し、別途、個別協議には応じる)
【概要】 旧型部品の生産制度
この概要図を説明します。
旧型になって5年以上から15年未満までの旧型部品で、年間の流動数が10個/以下の場合は、生産制度の分類「A」
旧型になって15年以上から21年たった旧型部品で、年間の流動数が120個/以下の場合は、生産制度の分類「B」
分類「A」、「B」基準に合致しないが、需要量・経年数を考慮し 生産年限制度の分類「C」
そして再生産制度の分類「C」の4つがあります。
次に、それぞれ4つの分類の【生産制度および運用の概要】を書きます。